新しい MetaHuman リリースで MetaHuman のシェアが簡単になり、DNA Calibration が可能になりました

2022年11月29日
MetaHuman の新しいリリースをお知らせします!このリリースでは、フレームワークを拡張してあなたが作成した MetaHuman のシェアを簡単に行えるようにしました。友達の間で楽しむことにも、仕事のパイプラインでの同僚との共同制作と編集にも使用できます。また MetaHuman のユニークな DNA ファイルの要素を編集する方法も提供します。カスタマイズやパイプラインへの統合で活用できます。

MetaHuman のシェア

作成した MetaHuman のシェアが非常に簡単になりました。作成したデジタルヒューマンを表現する MetaHuman バイナリー ファイルを MetaHuman Creator からダウンロードして、他の人にメールや Google Drive など好きな手段で送信することができます。受け取った人はファイルを Creator にアップロードすることでその MetaHuman の複製を見ることができます。簡単です。

キャラクターの制作作業を行っているチームでは、この新しい方法によってアセットの共同制作と改良がより高速に行えるようになります。各 MetaHuman を 1 つのファイルで表現できる(これまでは Quixel Bridge から入手するアセットの形でした)ので、キャラクターのバージョンや更新をバージョン管理システムで扱うことができるようになります。
新しいシェア機能により以下のような内容が可能になります。
  • 作成した MetaHuman を簡単な手順で友人に見せる
  • チームでより効率的なワークフローでMetaHuman の共同制作を行う
  • 外部のチームにスムーズにMetaHuman アセットを渡す
  • MetaHuman を自分自身とシェア、例えば複数の自分のアカウントでのデータ共有

DNA Calibration Library

すべての人間には、当たり前ですが、DNA があります。DNA が人間を構成し、それぞれの個性を作っています。実は MetaHuman にも DNA があります。MetaHuman DNA には個々の MetaHuman の頭の形状に影響するすべてのパラメーターが含まれています。

これまでは MetaHuman DNA ファイルはブラックボックスで、MetaHuman を独自のパイプラインに統合することや、もともとの制約を越えたカスタマイズを行うことは困難でした。この問題に対処するために、MetaHuman DNA Calibration Library をリリースしました。
 

このライブラリーには C++ と Python 両方の API が含まれています。また DNA ファイルを Autodesk Maya にインポートすることを可能にする DNA Viewer アプリケーションも用意されています。こうしたツールを使って、MetaHuman DNA に対して以下のような操作が可能になります。
  • ジョイント、ブレンドシェイプ、アニメーション マップ、メッシュの名前変更削除。パイプラインの仕様に合わせた変更ができます
  • 保持したい LOD サブセットの選択。プロジェクトで役立つものだけ選ぶことができます
  • リグの移動、回転、スケーリング。例えば、非人間(妖精や巨人)サイズの MetaHuman も作成できます
  • 頂点位置の編集と新しいバインド ポーズの作成によるニュートラル形状の調整

ライブラリーは Windows と Linux 向けにプリコンパイルされていて、Epic Games GitHub リポジトリから入手可能です。パッケージにはソースコードも含まれているので、カスタム環境向けのライブラリーのコンパイルも可能です。概要、API やサンプルの説明の技術ドキュメントも用意されています。

注意:GitHub にアクセスする前に、あなたの Epic Games アカウントと GitHub アカウントを紐づけする必要があります。
 

ツールが役立つことを願っています。

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