Will Doyle 氏は The Dark Pictures シリーズ のクリエイティブ ディレクターです。英国ゲーム業界のベテランである Will は、HotGen Studios、Frontier Developments や Supermassive Games などのスタジオで働いてきました。ストーリー ゲームを得意とする Will がホラーの大ファンだと聞いても、驚くことではありません。趣味の時間には、マウスとキーボードを 20 面ダイスとキャラクター シートに持ち替えて熱心なテーブルトップ プレイヤーに変身します。
3月16日に The Dark Pictures: Switchback VR が PlayStation VR2 向けに発売されると、ゲーム中の目の動きをトラックできるというたった 1 つの新機能が次世代 VR ヘッドセットに搭載されたおかげで、ジェットコースターのようなホラー作品ではどこを見ればよいのかわからなくなるでしょう。
デベロッパーである Supermassive Games の Until Dawn: Rush of Blood と同じく、Switchback は以前のゲームから最も恐ろしい瞬間を集めたレール式シューティングゲームです。Rush of Blood ではスタジオの有名なタイトル、Until Dawn に焦点を置いていましたが、Switchback では The Dark Pictures シリーズの第 1 部で目にした最も恐ろしいコンセプトから新しい恐怖を作り出しています。つまり、The Devil in Me や House of Ashes、Little Hope、Man of Medan の場面やクリーチャーが登場する可能性があるのです。
Supermassive Games が過去の恐怖のカタログと Unreal Engine のデザイン機能の両方を利用してこの恐怖のジェットコースターをどのように作り出したのかを理解するため、Supermassive Games のゲーム ディレクターとクリエイティブ ディレクターから The Dark Pictures: Switchback VR についてお話を伺いました。
再び VR ゲームを開発しようと思った理由についてお聞かせください。
Alejandro Arque Gallardo 氏 (Supermassive Games ゲーム ディレクター):2016 年に初代 PlayStation VR で発売した Rush of Blood の成功後、現在 PlayStation VR2 として知られていますが、今後登場するハードウェアとその革新的な機能を知ってとても期待していました。アイ トラッキング、ハプティック フィードバック、そしてアダプティブ トリガーなどの新しい技術により、Rush of Blood の恐怖の精神を引き継ぐ作品を The Dark Pictures シリーズ に基づいて制作し、新しい世代の VR に提供できると考えました。
Gallardo 氏:Rush of Blood の成功とプレイヤーからの反応を受けて、私たちはこの The Dark Pictures シリーズ 全体を駆け抜ける非常に不吉な地獄のジェットコースターというゲームのコンセプトを更新したいと考えました。The Dark Pictures の経験があるため、ゲームの範囲は非常に広くなり、私たちの最新作である The Devil in Me に登場する Dumet の殺人トラップを導入する方法など、チームからはたくさんのアイディアが集まりました。また、これはスタンドアローンの作品としてオリジナルのストーリーを作り (The Dark Pictures シリーズ の影響はあります)、事前知識がなくても遊べるゲームにすることにしました。
最大のヒットとなった The Dark Picture シリーズ の第 1 部でジェットコースターに乗っているような感覚を作成することにした理由についてお聞かせください。
Will Doyle 氏 (Supermassive Games クリエイティブ ディレクター):Rush of Blood は私たちにとって PSVR で大成功を収めた作品になりましたが、Switchback は PS VR2 向けにその精神を引き継いだ作品です。この数年、私たちは Dark Pictures の悪役、超自然的な脅威、恐ろしい場所などを使用して豊かで想像力に富んだ世界を構築してきました。Switchback のおかげでその世界をもう一度訪れることができるようになりましたが、最も重要なことは、ファンをその中に入れることです。最も恐ろしいもののいくつかを、間近で見ることができるでしょう。
Gallardo 氏:調査とプレイヤーのフィードバックから、身の毛もよだつ変身がプレイヤーの脳裏に焼き付いて離れない Man of Medan のストーカー、Sailor Girl など、みんなが飛び上がったり、不安な気持ちになったりするものを特定しました。また、キャラクターの多くは恐怖症に基づいて考えられています。たとえば、仮面を付けたマネキンは人間のような姿をしたものを恐ろしく感じるオートマトン恐怖症に基づくものです。
Doyle 氏:Switchback VR は The Dark Pictures の世界の中にあるもので、各レベルはシリーズの第 1 部に基づいています。The Dark Pictures シリーズ のゲームと同様に、他の作品をプレイしたことがなくてもそれぞれ単体でプレイすることができます。ただし、コアな Dark Pictures ファンにとってはいつものように、各ゲームからの隠れキャラクターがいて、The Curator がメモを見たり書いたりしている姿を見ることができるでしょう。
The Dark Pictures シリーズ は、シネマティックなエクスペリエンスとグループで楽しむことができる機能が、その恐ろしいストーリーテリングと同じくらいに有名です。プレイヤーでない人たちも楽しむことができる Switchback の VR エクスペリエンスを思いつくことは可能でしたか?
Doyle 氏:これは、プレイヤーが The Dark Pictures シリーズ 第 1 部のすべてのゲームを楽しむことができる包括的なエクスペリエンスになります。シリーズを知っている方にとっては、この作品で自分たちのストーリーの最前列に座り、自分たちが生き延びることができるのかを確認できます。また、The Dark Pictures シリーズを試してみたいと思っていた方にとっては、最高の入門作品となるでしょう。The Devil in Me は第 1 部の最終タイトルでした。Switchback VR は第 1 部のまとめとなるエクスペリエンスになりますが、第 2 部ではさらに多くのものをお見せできることをとても楽しみにしています。恐ろしくエキサイティングなものになりますよ!